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吉本ユータヌキのホームページ

京都でゲストハウス風の宿に泊まって

 
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先日、京都の嵐山にある“結庵(musubi-an)”という宿に泊まりました。
友達とたまには羽を伸ばしてゆっくりしたいなって話から、温泉に行ってカニ食べ行こう張り切っていこうなんて流れになったものの、仕事終わりでしか合流できないってメンバーがいたので近場で宿がないか探した結果がこの宿。

大阪出身で京都にもよく遊びに行くし、毎年紅葉の時期に出向く嵐山に珍しさはない。けど、ここの宿を選んだ理由、それは“ゲストハウス”のようなコンセプトだったからだ。
 
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入ってみると共有スペースという宿泊者共同のリビングがある。
どうやらここで宿泊者が集まったり、団欒をするようで名前の通り、人と人を“結”ぶということなのかもしれない。と思い魅かれた。
 
ネットでクチコミを覗いていると『他の宿泊客と仲良くなれた!』『いい出会いがありました』なんて書き込みもチラホラ。観光に来た外人さんなんかフラっとくるようでグローバルなコミュニケーションも期待ができる。
 
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僕らは6人で大きな部屋に泊まった。
布団が置いてあるが完全なる素泊まり旅館でご飯はないが、受付のお兄さんがコーヒーを淹れてくれたり優しさは完備されていました。
 
歩いて3分ぐらいの所に大きな温泉があり、宿泊者は入浴料1200円が500円にまでディスカウントされお得感に包まれる。もちろん宿にもシャワー室はあるし、僕らが泊まった大部屋には檜風呂も。
 
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一瞬カビキラーが脳裏によぎったがこうゆう木の模様で安心。お湯を溜めようと思ったら最新型のパネルがあり“お湯はり”ボタン一つでいい感じにまでお湯が溜まった。何事も便利が一番。
 
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ちなみに嵐山の街中には嵐電と呼ばれる特急カード、リニアカード、千載一遇カードは売っていないしスリの銀次に財布をすられたりもしない電鉄がある。
その嵐電嵐山駅の前にARINCOというロールケーキ屋さんがすこぶる美味しい。
 
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ロールケーキの周りのスポンジ生地を切り開いてアイスを置いてチョコをブババブチってかけて最後にピスタチオを乗せまっす。な食べ歩きケーキがすこぶる美味しい。値段の割には小さいが満足の逸品。“費用対効果”という言葉の利便性に感動。
 
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温泉に浸かり身体を休めた後は再び宿に戻り、ゆっくりすることに。
大部屋は24000円。6人で泊まれば1人あたり4000円で安いし、37人で泊まれば1人あたり649円ぐらい。格安だ。これぞ愉快リゾートではないか。
ちなみに部屋は8畳ぐらいなので37人でも寝転ばなければ快適に過ごせるはずだ。
 
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部屋でお酒を飲みながらババ抜き、大富豪、トランプ、神経衰弱などしてひとしきり盛り上がった後は布団に転がった。
そこでこの宿を選んだ経緯を振り返った。
“結庵”という名前の通り、共有スペースで知らない宿泊者たちと仲良くなり結ばれることがあるということを。
 
僕はふと起き上がり部屋を出て共有スペースへ。木のぬくもりある机でなにやら勉強をしている女の子が。この宿は宿泊グループに女性がいないと泊まれないルールになっている。そういう面では女性に優しい宿だと思った。
 
僕は缶チューハイ片手に共有スペースの畳に腰を下ろした。女の子は23,24歳ぐらいだろうか。本田翼ちゃんのようなショートカットに似合う優しそうな子だった。
軽く会釈をして僕は携帯を触った。そこで彼女が話しかけてきた。
『どこから来たんですか?』
 

彼女も僕と同じく大阪出身で今は愛知県に住んでいるらしい。話を聞いていると大学を卒業した後に航空関係の専門学校に通っているらしく、彼女が小さい頃に両親が離婚し、母親一人に育てられたことまで話してくれた。どうしてそんなことまで話してくれたのかはわからない。このあたたかい宿が彼女をそうさせたのかもしれない。
僕は自分の家族と境遇が似ていたことからすごく親近感が湧いた。そう打ち明けると彼女は心の扉を開いたかのように話してくれた。離婚して離ればなれになったお父さんとは全く連絡が取れないらしい。
彼女はずっと会いたいと思っているらしいが、消息不明になってしまったようで、唯一の手がかりは“お父さんは海外によく出張に行っていた”ということ。

彼女のペンケースにはオーストラリアの国旗が書いたキーホルダーがついていた。お父さんからのお土産なんだろうか。彼女の大切な宝物なんだろうか。
空港の搭乗口でチケット切るグランドホステスという職に就くために学校に行って勉強をしているらしい。いつかお父さんのチケットを切る為に。いつか再会できるんじゃないかって信じて。

気づけば彼女の目から涙がこぼれていた。すごく美しい笑顔で。
僕は彼女がツラい過去を今は頑張って楽しみへと変換しているんじゃないかと思った。励ますよりも今を応援してあげるべきだと思った。
旅行にまで来て一生懸命勉強をしている彼女の邪魔はしたくなかったが嵐山の澄んだ綺麗な自然の中で大きく深呼吸をして欲しかった。彼女の腕を引いて外に連れ出した。渡月橋の下を流れる川が美しい。
また明日からも頑張れるように。願いが叶いますように。京都の空に流れる星に願いを。
という出会いが素敵な出会いがあればいいなって思ってる間に寝てしまっていたらしく、朝起きてからトイレに行って出たところで僕のトイレが長かったらしく待っていた女性に舌打ちされただけでした。ぜひ京都へおこしやす。



おわり